RAIDの管理
WD Drive Utilitiesヘルプ
RAID構成の管理
RAID対応WDデュアルドライブストレージデバイスは工場出荷時に、スピード優先/最大容量のRAID 0(ストライピング)が設定されています。WD Drive Utilitiesソフトウェアを使用して、デバイスのステータスを確認し、デバイスを以下のいずれかに再構成できます。
- ミラー構成されたRAID 1ディスクアレイ、耐障害性は最大、ストレージ容量は半減
- JBOD(独立したドライブ)、異なるフォーマットを行い柔軟性を増加
デバイスステータスをチェックする
WD Drive Utilitiesソフトウェアは、デバイス構成に関するステータスを表示します。
デバイスステータスをチェックするには:
- コンピュータに複数のサポートデバイスを接続している場合は、ステータスを確認したいRAID対応WDデュアルドライブストレージデバイスを選択します。
- [RAIDの管理]>[RAIDのステータス]をクリックします。
- 選択したデバイスのモデルに応じて、[ステータス]画面に以下の情報が表示されます。
- 現在の構成:
- ストライピングまたはRAID 0(ストライプ)
- ミラーまたはRAID 1(ミラー)
- 個別ドライブまたはJBOD(個別ドライブ)
- 以下のいずれかのRAIDステータス:
- データにアクセスできません
- データ損失保護
- 劣化
- 失敗
- 正常
- 未構成
- オフライン
- オンライン
- 復元失敗
- 復元中 (x%)
- 不明
- ドライブAおよびドライブBの以下のいずれかのステータス:
- 失敗 – ドライブが動作していません
- オンライン – ドライブはオンラインで、利用可能です
- 再構築中 – ドライブは再構築中です
- 取り外し済み – ドライブが取り外されています
- スタンバイ – ドライブはRAID構成の一部ですが、再構築する必要があります
- 不明 – ドライブのステータスが不明です
- ドライブ1とドライブ2のいずれかのステータス:
- ドライブがサポートされていない – ドライブモデルはサポートされていません
- 空 – ドライブが取り付けられていませんが、その予定はありません
- 失敗 – ドライブが動作していません
- IDの不一致 – ドライブのメタデータ情報がシリアル番号と一致しません
- 容量不足 – インストールされているドライブの空き容量が不十分で、ミラーリングしたRAIDディスクアレイに含まれません
- 見つからない – 希望するドライブがインストールされていません
- 新しいドライブ – インストールされているドライブは構成されていません
- オンライン – ドライブの状態は正常で、RAIDディスクアレイに含まれています
- 再構築中 – ドライブは再構築操作のターゲットディスクで、操作は進行中です
注:RAID対応My Bookデバイスのステータス表示画面では、「ドライブA」と「ドライブ1」のステータスは、デバイス筐体の左(正面から見て)スロットに取り付けられているドライブを示し、「ドライブB」と「ドライブ2」のステータスは、ドライブに貼付されている実際のラベルに関係なく、デバイス筐体の右(正面から見て)スロットに取り付けられているドライブを示しています。
デバイス構成を変更する
注意!デバイス構成の変更は、両方のドライブを再フォーマットするため、すべてのデータが消去されます。デバイスをあるモードで使用していて、別のモードに変更する場合は、構成を変更する前に、ファイルを別のストレージデバイスにバックアップしてください。
注:デバイス構成を変更すると、WD ソフトウェア、すべてのサポートファイル、ユーティリティ、ユーザーマニュアルもすべて削除されます。変更した後、これらのファイルをダウンロードして、デバイスを元の構成に戻すことができます。WD ソフトウェアとディスクイメージを復元する
デバイス構成を変更するには
- コンピュータに複数のサポートデバイスを接続している場合は、変更したいRAID対応WDデュアルドライブストレージデバイスを選択します。
- [RAID管理]>[構成]を選択し、[構成]ダイアログを表示します。
- [Configuration (構成)]ダイアログで、変更するモードのオプションを選択します。
- ストライプ - 最大容量およびパフォーマンス (RAID 0)
- Mirror - 最大データ保護 (RAID 1)
- 独立したドライブ (JBOD)
WD Drive Utilitiesソフトウェアは、新しい構成を指定するボリュームダイアログを表示します。
- [volume(ボリューム)]ダイアログで、次の操作を行います。
- ボリューム名を変更する場合は、[ボリューム名]ボックスに変更する名前を入力します。
- 個々のドライブに変換している場合は、以下のオプションを選択して、各ボリュームのファイルフォーマットを指定します。
注:RAID対応My Bookデバイスの個別ドライブボリュームダイアログで、「ドライブA」と「ドライブ1」はデバイス筐体の左(正面から見て)スロットに取り付けられているドライブを示し、「ドライブB」と「ドライブ2」のステータスは、実際のラベルに関係なく、デバイス筐体の右(正面から見て)スロットに取り付けられているドライブを示しています。
ExFAT (extended File Allocation Table) 形式は、My Book Thunderbolt Duo、My Book VelociRaptor Duo、My Passport Proデバイス用のRAID構成はできません。
- デバイス構成変更時のデータ喪失の可能性に関する警告をお読みください。[了解しました]チェックボックスをオンにして、リスクを受け入れる旨を確認します。
重要:デバイス構成を変更する前に必要なファイルを別のストレージデバイスにバックアップしてください。
- [構成]をクリックして、構成の変更を開始します
- パスワード確認画面が表示された場合は、パスワードを入力し、[OK] をクリックします。
- 構成の変更中:
- WD Drive Utilitiesソフトウェア:
- 変換の進行状況を表示します(ステータスバー)
- Finderのリストおよびデスクトップのアイコンをクリアしてから再表示すると、新しいデバイスモードに対応します
- My Book Duoデバイスの電源/アクティビティインジケーターが点滅を始めると、以下の状態であることを示します:
- RAID 0ストライピングまたはJBOD個別ドライブ構成の読み取り/書き込みアクティビティ
- RAID 1ミラー構成の再構築アクティビティ
- 初めて新しいボリュームに変換する場合、ドライブを使って Time Machine でバックアップするかを確認するメッセージが表示されます。
注:Snow Leopard OS搭載のコンピュータでは、[バックアップディスクを暗号化]チェックボックスは表示されません。Lion、Mountain Lion、Mavericksシステムでは、My Book Thunderbolt Duo、My Book VelociRaptor Duo、My Passport ProデバイスのRAIDボリュームに関するこのチェックボックスを選択しないでください。RAID対応WDデュアルドライブストレージデバイスは、オペレーティングシステムを使用して、RAID構成を有効にします。ストライプとミラーのRAIDモードは、ソフトウェア構成済みで、バックアップディスク暗号化機能はソフトウェア構成済みのRAIDデバイスとは互換性がありません。
- Time Machineを「使用しない」場合は、次のように選択します
- [使用しない](Lion、Mountain Lion、またはMavericksの場合)
- [キャンセル](Snow Leopardの場合)
- Time Machineを「使う」場合は、次のように選択します
- [バックアップディスクとして使用]を選択し、手順 8 に進みます。
- 独立したドライブのボリュームの場合は手順8に進みます。
- Time Machineを使ったバックアップディスクとしてJBODモードを使用するには:
- 使用するボリュームを選択します。
- My... – A または My... – 1
- My... – B または My... – 2
- ご使用のコンピュータのOSに応じて、次の手順に進みます。
- Snow Leopardをご使用の場合:[バックアップに使用]を選択して、手順 9 に進みます
- Lion、Mountain Lion、またはMavericksをご使用の場合:
- バックアップファイルを保護するパスワードを作成する場合は、[バックアップディスクを暗号化]チェックボックスをオンにして、手順 c に進みます。
- パスワードを作成しない場合は、[バックアップディスクとして使用]を選択し、手順 9 に進みます
- [バックアップディスクとして使用]を選択し、表示された画面でバックアップパスワードを入力します。
- [ディスクを暗号化]をクリックして、手順9に進みます。
- 構成変更が完了したら、[OK] をクリックしてメッセージ画面を閉じ、次のセクションの「WDソフトウェアとディスクイメージを復元する」を参照してください。
WD ソフトウェアとディスクイメージを復元する
デバイス構成を変更すると、RAID対応WDデュアルドライブストレージ上の全データの削除だけではなく、WD ソフトウェア、サポートファイル、ユーティリティ、ユーザーマニュアルのファイルもすべて削除します。
コンピュータ上のWD ソフトウェアの削除もしくは再インストール、または他のコンピュータに移動したデバイスへのソフトウェアのインストールを行う必要がある場合、デバイスのWD ソフトウェアとディスクイメージを復元する必要があります。これを実行するには、ドライブの再構成後、ナレッジ ベースの回答 ID 7 をhttp://support.wd.comで参照してください。
関連項目: